IELTS対策テキストレビュー② パート別編
皆さんこんにちは。
テキストレビュー①に引き続き、今回もレビューを書いていきます。②ではパート(RLWSの技能)別にみていきます。
・Collins Speaking for IELTS:おすすめ度★★★★★
このテキストは間違いなくおすすめ度満点です。この本を使っていなかったらspeakingでスコアアップできなかったと思います。
IELTSのspeakingはTOEFLのspeakingほど決まった型があるわけではありませんが、高スコアを目指す場合は様々な文法・時制・語彙を含めて話さなければなりません。ユニットごとにトピックが決められており、語彙や表現を学びながら対策することができる一冊です。対象スコアは5.5〜となっていますが6.5〜7.5を目標とする人でもspeakingが苦手ならば価値あるテキストです。特に仮定法と推定の表現が苦手な人はこの本を使って対策するとよいでしょう。
Speaking for Ielts (Collins English for Exams)
- 作者: Karen Kovacs
- 出版社/メーカー: HarperCollins UK
- 発売日: 2011/06/01
- メディア: ペーパーバック
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・Collins Listening for IELTS:おすすめ度★★★★☆
上述のListening版のテキストです。本の構成はSpeaking版と同じでユニットごとにトピックが割り振られており、Listeningの出題形式に合わせて練習問題を解いていきます。おすすめ度が落ちるのは対象スコア5.5〜のわりに内容がやや難しいからです。6.5ぐらいの人ならば問題なく使えるでしょう。
Listening for Ielts (Collins English for Exams)
- 作者: Fiona Aish,Jo Tomlinson
- 出版社/メーカー: HarperCollins UK
- 発売日: 2011/06/01
- メディア: ペーパーバック
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・Collins Reading for IELTS:おすすめ度★★★☆☆
上述2冊のReading版です。やはりユニットごとにトピックが分かれています。こちらはListening版と違い5.5〜対象でも難しくありません。おすすめ度がやや低いのは、解答の形式が本番と一致しているわけではないからです。ただ試験を受ける上で必須のスキミング・スキャニングのスキルは磨けます。
Reading for Ielts (Collins English for Exams)
- 作者: Els Van Geyte,Els Van Geyte
- 出版社/メーカー: HarperCollins UK
- 発売日: 2011/06/01
- メディア: ペーパーバック
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・Improve your Skills Listening & Speaking for IELTS 6.0-7.5おすすめ度★☆☆☆☆
Collinsと同じでユニットごとにトピックが分かれているタイプのテキストですがかなり薄い。対象スコアは6.0~ですが6.0の人が使うと大分難しいと思います。7.0以上目指す人がさっと仕上げるにはいいのかなと思いました。初めのユニットいくつかは解きましたがその後は解いてません。
・Improve your Skills Writing for IELTS 6.0-7.5 おすすめ度★★☆☆☆
上述テキストのWriting版。こちらもスコア6.0の人には難しめです。ただTask1、2ともにエッセイの組み立て方等は勉強できるようになっています。Test Practice(練習問題)で気になるものを選んでエッセイを書き、模範解答を見るといった使い方をしていました。各ユニットの細かいところまでは解いていません。目標スコアが7.0以上とはいえ、長らく6.5前後を行ったり来たりだった自分には難しく投げ出したくなりました。
Improve Your Skills for IELTS: Writing for IELTS (6.0 - 7.5). Student's Book with MPO and Key
- 作者: Stephanie Dimond-Bayir
- 出版社/メーカー: Hueber Verlag Gmbh
- 発売日: 2014/07/15
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・IELTS ADVANTAGE WRITING SKILLS おすすめ度★★★★★
Writing対策のテキストとしておすすめ度満点です。Task1、Task2それぞれ前後半で分けられており、さらにユニットごとに習得対象のスキルが分かれています。たとえばですが、「時系列を追って増減を説明する」とか「2つ以上の数値(物)を比較する」、「賛成・反対の意見を述べる」といった具合で、それに必要な表現をしっかり練習できます。こうしたwritingスキルに加えて、導入エッセイからIELTS頻出のトピックと語彙も学習していきます。薄いですがA4サイズ、これを隅々まで丁寧にやり込むことで確実に力がつきます。
IELTS Advantage IELTS Advantage: Writing Skill
- 作者: Richard Brown
- 出版社/メーカー: センゲージ・ラーニング
- 発売日: 2011/09/01
- メディア: ペーパーバック
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・IELTS スピーキング・ライティング 完全攻略 おすすめ度★★★★☆
最後に受けた試験の直前に購入した本。日本人が一般的に苦手なspeaking、writingに特化したテキストです。結論から言って、この本を直前に見ていなければSW7.0は達成できていなかったと思います。もちろん、継続的に上述のCollinsやADVANTAGEを使って練習していたから、ではあるのですが。
どういうことかというと、このテキストのspaking対策部分には各バンド帯の解答例が載っていて、スコア6.5程度の人ならこう答える!というspeakingの解答例がまさしく自分ならこう答えるだろうと思ったものだったのです。そして7.0以上の人ならこう答える!という模範解答を見ると、自分では絶対に使わない(知らない)ような単語と表現を使った受け答え…。
これじゃだめだ! ということで試験直前に気の利いた言い回しや単語を詰め込むことに。さいわいこのテキストは頻出順にトピックが並んでいるので、出そうなところにしぼって覚えていきました。そして詰め込んだうちのいくつかの単語と表現を、実際に最後の試験で使うことができたのです。
机の上に広げてしっかり問題を解いて…という感じのテキストではありません。わたしのように直前のブラッシュアップで使うのがよいかもしれません。
・Vocabulary for IELTS おすすめ度★☆☆☆☆
公式から出ている語彙対策本です。これより上のレベルにAdvancedがありますが、この本でも十分難しいです。公式本だけあって、実際のテスト形式に即した練習問題で構成されています。目標スコアが6.0~6.5ぐらいの人はやる必要ないでしょう。わたしは少しだけ解いて放置でした。
Cambridge Vocabulary for IELTS Book with Answers and Audio CD (Cambridge Exams Publishing)
- 作者: Pauline Cullen
- 出版社/メーカー: Cambridge English
- 発売日: 2008/03/27
- メディア: ペーパーバック
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